季節のおすすめセット第三弾 変化をつけたい年末の年越しそばのススメ。

今年も残すところわずかとなりました。「てまひま紹介」好評連載中、作家で料理家の樋口直哉さんと「てまひまオンライン」が新たな視点でお届けする「季節のおすすめセット」第三弾は、年末に欠かせない、年越しそばのセットをご紹介します。

師走に入り、今年も一年の締めくくりの季節が到来。まだ完全に旅行モード全開!とまではならず、今年もしっぽり自宅で年越し、という方も多いのではないでしょうか。

年越しといえば、年越しそば。今年はいつもと違うそばで、変化をつけた年越しにしてみませんか?
今回ご紹介する「年越しそばセット」があれば、美味しさはもちろん、マンネリも脱却できちゃいますよ。

 

まず、兵庫県田中屋食品。の「田中屋 出石そばプレミアム乾麺(2人前)」300年の歴史を誇る、出石そばを製造している田中食品は300年の歴史あり。厳選した素材はもちろん水にもこだわりがあるといいます。そば粉は5割、2種類の兵庫県産小麦粉と、塩は赤穂のものを使用。のど越しのよい細麺は一度知ったらはまります。

 

そして、そんなそばを引き立てるのにお薦めなのが、佐々長醸造「老舗の味つゆ」。明治39年創業の佐々長醸造は、岩手県花巻で、品質第一をモットーに、職人が手間と時間をかけ、たっぷりのかつお節でとったダシと長期熟成させた本醸造醤油をブレンドした味つゆをつくっています。神秘の名水と言われる「早池峰霊水」を仕込み水として採用するほか、化学調味料、アルコール無添加と、安心して味わえるのがうれしいですね。 

 

年越しそばの準備ができたらトッピングとして加えてほしいのが、徳島県産うずしお食品の名品NARUTO WAKAME JAPANです。年越しそばにわかめ?と思うかもしれませんが、このわかめは、刺身として食すのもお薦めという自信作。肉厚で噛み応えもあり、味はもちろん、そのネーミングや、江戸の浮世絵師、歌川広重の六十余州名所図会の「阿波 鳴門の風波」を用いたパッケージもユニークです。

そして最後に、ぜひ試してほしいのが、弥平とうがらしの柚子ぴりり」。地域のカラーを見出したいと、脱サラOLの二人組が始めたfm craicのなかでも一押しのスパイスです。滋賀県湖南市の希少な伝統野菜として知られる弥平とうがらしを使用した加工品の弥平とうがらしに、柚子皮をあわせたという珍しいスパイスは、そばに加えることでいままでにないアクセントを楽しめること間違いなし。もちろん和食全般にも使え、チーズなどの発酵食品のほかアイスクリームなどの甘いものにもベストマッチするというから驚きです。

今年の年末は「年越しそばセット」で、脱マンネリ!。来年に向けて、変化をつけた年越しを味わってみませんか。
セットでお得な2961円(税込)。ぜひお試しください。

 

 

樋口直哉
1981年東京生まれ。服部栄養専門学校卒業後、料理教室助手、フレンチレストラン勤務を経て、料理家に。科学的な考え方から、料理の「当たり前」を深掘りし、おいしさを最大限に引き出すレシピを紹介している。 作家としても活躍し、2005年『さよなら アメリカ』(講談社)で第48回群像新人文学賞を受賞し、作家デビュー。同作で第133回芥川賞候補にもなる。代表作に『大人ドロップ』(小学館・2014年映画化)、『スープの国のお姫様』(小学館)がある。料理書として『新しい料理の教科書』(マガジンハウス)、『最高のおにぎりの作り方』(KADOKAWA)など。

  文・構成/江嶋留奈子