身体にも地球にも優しいサスティナブルな食【栄養士てまひまブログVol.4】

未来に向け、サスティナブルなライフスタイルを楽しむことが最近注目されています。
環境に配慮したアイテムやブランドを選んだり、マイボトルを持ち歩いたり、家庭のエネルギーを見直してみたり、日々の生活の中で取り入れている方も多いのではないでしょうか。



サスティナブルな食

サスティナブルな食とは、環境への負荷を最小限に抑え、社会的および経済的な側面も考慮した食品を指しています。食品を選ぶ際には、製品のラベルや認証を確認し、環境と社会に配慮した選択をすることがポイントです。

●オーガニック食品: オーガニック農法は化学肥料や農薬の使用を最小限に抑え、土壌と生態系に優しい方法で作物を育てる方法です。オーガニック食品は有害な化学物質を減少させ、土壌の健康を維持します。


●フェアトレード食品: フェアトレードは、農産物やコーヒーなどの生産者が公正な価格を受け取り、労働条件が改善されるように支援する取り組みです。フェアトレード食品は社会的な持続可能性に焦点を当てています。

●地産地消: 地域の食品を消費することは、運送による二酸化炭素排出を削減し、地元経済を支援します。また、近い距離で生産された食材を選ぶことによって、季節に応じた旬のものを選ぶことができます。

●プラントベースの食品: 植物性食品は、肉や乳製品などの動物性食品に比べて、温室効果ガスの排出が少なく、水資源の使用が低い傾向があります。野菜、果物、穀物、豆類などが含まれます。

●持続可能な漁業: サスティナブルな漁業は、漁獲量を管理し、過剰漁獲を防ぐための努力を行っています。また、漁法を改善し、海洋生態系への影響を減少させます。

●廃棄物削減: 食品廃棄物の削減は、サスティナブルな食品生産と消費の一環です。余剰食品の寄付、食品保存技術の活用、過剰な食材の購買を防ぐことが含まれます。

●持続可能な包装: 環境に優しい包装材料や再利用可能な包装を使用することは、廃棄物の削減に寄与します。また、リサイクル可能な包装もサスティナブルな選択肢です。

まるごと搾ったサスティナブルな柚子果汁

栃木県「床井柚子園」の36° MIYAYUZU果汁をご紹介します。北緯36°に位置する栃木県宇都宮の冷涼な気候で育つ「宮ゆず」。肥沃な大地、清らかな水、豊富な日照、寒暖の差の気候である北方(北緯36度)の土地で栽培されているため、肉質が厚く香りが強いのが特徴です。その「宮ゆず」を丸ごと搾汁した、サスティナブルな無添加100%果汁です。
柚子果汁は、お湯と割ってホットドリンクに、和え物、マリネ、うどんやパスタに、ちらし寿司などにご利用頂けます。


柚子の栄養

柚子はビタミンCが豊富です。ビタミンCは免疫力を強化し、鉄の吸収を助けます。また、デトックス効果を高めるのに役立つリモネンという物質が含まれており、私たちの体に優しい食材です。爽やかでフレッシュな柚子の香りは、お料理やドリンク等、様々な利用が楽しめます。リラックス効果があると言われており、アロマにも利用されています。柚子の酸味と風味は、料理に爽やかさを加え、食欲を増進させてくれます。


健康的でサスティナブルなライフスタイルを送るために、料理やドリンクなど、バラエティ豊かな柚子果汁を食事シーンにご利用してみてはいかがでしょうか。

文/ 栄養士 石原綾子