古代米できれいな体づくり【栄養士てまひまブログVol.10】

主食であるお米は毎日の生活に欠かせないものです。白米や玄米などがありますが、今回は「古代米」についてお話をしようと思います。
「古代米」とは、私たちの祖先が栽培していた伝統的な品種の米だと考えられています。古代の稲の特色を色濃く残していることから有色米とも入われていて、さまざまな色合いがあり、玄米の表面部分に色素が含まれている色のついたお米のことです。 

色とりどりの古代米

代表的なものには赤米、紫黒米などがあります。これらの米は通常、外皮や胚芽が残されているために色がついており、その結果、通常の白米よりも食物繊維など栄養が高いとされています。

赤米: 赤米は通常、米の外層(糠)が残されているために赤褐色をしています。ビタミンB1B2、食物繊維が多く含まれています。

紫黒米(黒米): 黒米は外皮が残ったままの状態であるために黒い色をしています。
アントシアニンと呼ばれる抗酸化物質が豊富に含まれています。


紫黒米の特徴

一般的に、紫黒米には通常の白米よりも、食物繊維、ミネラル、ビタミンなどがバランスよく栄養素が含まれています。特に紫黒米に含まれるアントシアニンは、抗酸化作用があり、体内の酸化ストレスから身体を守る効果があり、老化や炎症の防止に期待されています。また、免疫システムを活性化し、抵抗力を高める効果があるとされています。

てまひまオンラインで販売されているネルニード「HIEN 紫宝玄米」をご紹介します。
新潟県が開発した栄養素豊かな古代米で、ポリフェノールやタンパク質、ビタミン、カルシウムなど多くの栄養を含み、その鮮やかな色合いも特徴です。玄米で食するものなので、果皮、種皮に農薬が残らないよう極力、減農薬に努めて作られています。新潟県内でしか栽培が許可されていない、希少なお米です。

 白米に少量を混ぜて炊いて頂くことをおすすめしており、紫宝もち米特有の芳ばしい香りと、つやつや、モチモチの食感がお楽しみいただけます。

また、特有の色合いを生かすために、他の具材と組み合わせた混ぜご飯もおすすめです。例えば、野菜や豆類、香草などを加えて、彩り豊かで栄養価の高い料理に仕上げることができます。

 
古代米は、健康的なバランスの取れた食事の実現となりますし、食卓を彩り豊かに演出します。料理の見た目が美しくなることで、食欲が増進し、食事がより楽しいものになりますね。

古代米のある食生活をとり入れてみてはいかがでしょうか?

文/ 栄養士 石原綾子