沖縄・石垣島の恵みが詰まったシロップ / ハワイアングロット

てまひまオンラインで取り扱う、日本の食のいいもの。そのストーリーを生産者さんの声を通して紹介する「Pick up!つくりてブログ」。第3回目はハワイアングロット加藤 雪子さん。

 

沖縄・石垣島でジンジャーシロップを製造・販売しております、ハワイアングロット加藤雪子です。 

 なぜ、石垣島でハワイアン?石垣島の緯度はハワイとほほ同じ24度、20年ほど前にショットバーからカフェバーに移転リニューアルする際に「ハワイのおばあちゃんのおうちに訪れたようなホットする店をコンセプト」に作りました。この時、メニューに加えたバナナパンケーキやジンジャービア、泡盛カクテルに使用する為、地元素材で作った「黒糖ジンジャーシロップ」を作り始めました。

お店のお客様にとても好評で、そのうち「家でもジンジャービアを作りたい」、「風邪を引いた自分用に分けてほしい」とお声が掛かるようになりました。最初は容器を持参していただきお店の分を小分けしておりました。

その後、瓶に入れてお店とネットで販売するようになりました。現在は石垣島の港の近くでジンジャーシロップをメインにジャム、ハーブティーなどを販売しております。

 

私の自己紹介を簡単に。
生まれは神奈川県ルーツをたどると祖父は浅草ですき焼き屋を祖母は麻布の銭湯の娘ですそのせいかおっとりしているようで、たまに江戸っ子気質が出現します(笑)30年以上前に東京有明埠頭から琉球海運の船で沖縄本島、石垣島をオートバイで旅しました 

バブル期の都会から来た八重山諸島は衝撃でした。圧倒的な自然のパワーと飾りのない人々、時間の流れ方日本の原風景を見ているようでカルチャーショックを受けました。その旅がきっかけとなり竹富島→石垣島と移り住みました。 

八重山諸島の魅力は島々ごとに違う風習や文化、珊瑚礁の海、亜熱帯の自然、自然と共存する生活独特な食文化などがあります。沖縄では食べ物は「ヌチグスイ」(=命の薬)と呼ばれ、口から入れるものは薬、食べ物と薬の間に堺がないといういわゆる医食同源の考えが根付いています。 

 

 ジンジャーシロップは島の素材を最大限に引き出す為、余計な手を加えず、シンプルに力強く、そして1番大事な「美味しい!」にこだわり製造しています。 心や体が元気なったり、勇気をもらったり、癒されたりする、ジンジャーシロップでヌチグスイを感じていただけますと嬉しいです。

沖縄地方の夏は長く、また台風や気象の変化が厳しい事から安定した水、一定した素材状態が難しい土地ですので、ジンジャーシロップを作る際も製造者泣かせの環境です。しかし自然界のコンディションを謙虚に受け入れることが大切と感じています。

シロップ製造時、黒糖と生姜を煮詰める際に生まれる味の安定しない沈殿層は「石垣島のにごり黒糖ジンジャーシロップ」として販売し、素材の旨味として生姜好きの方にお楽しみいただいております。

コロナ禍に石垣島の経済活動がストップした際に始めたオンラインワークショップ。ジンジャーシロップと島ハーブをお送りし、ZOOMで繋がってジンジャーハーブティーを作ります。ハーブをカットして香りを楽しんだり、生姜やハーブの効能を紹介する内容が大変好評をいただきました。 

このワークショップをきっかけにハーブの癒し効果を実感しメディカルハーブの勉強をスタートしました店舗内の一角をハーブとカウンセリングコーナーに改装して、体調や不調に合わせたオリジナルハーブティーを調合するメディカルハーブ部門を立ち上げました。 

島のハーブをふんだんに使った「南の島の健康相談所」を目指しています。これからも1本1本てまひまと愛情込めた丁寧な仕事に努め、自然の恵み溢れる石垣島からジンジャーシロップを通して、体にやさしい美味しさをお届けいたします。 

 

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